ドタバタ王子くんの裏設定と小ネタ集

ゲーム中の「王宮」ステージにある「鏡の間」では、特定の角度から鏡を覗くと、パル王子の姿が一瞬だけ初期デザインの姿に変わることがあります。開発チームがあえて残した「没デザインのイースターエッグ」だと言われています。

マジカ伯爵が最終決戦で言う「お前も昔は違った顔を持っていたはずだ」という台詞は、この没設定への隠れた言及だったことが開発者インタビューで明かされています。

全ての秘密コインを集めると解放される「ダークプリンス」コスチュームは、初期デザインを元にしたものです。このコスチュームを着ると、王子の性格が少し傲慢になり、台詞の一部が変化します。

「海底神殿」ステージの最深部に到達すると、通常は進めない封印された扉があります。この扉は本来「深海の都市」へと続く予定だったものです。特定の条件を満たすと、この扉が開き、未完成の「深海の都市」ステージに入ることができます。

コレクション要素である「生物図鑑」には、発見できない謎の魚のシルエットが数種類存在します。これらは没ステージに登場する予定だった敵キャラクターで、データ上は残っているものの、通常プレイでは遭遇できません。

ゲームのデータマイニングによって、実装されなかった「水の女王」というボスキャラクターのグラフィックとパターンデータが発見されています。このボスは「珊瑚の迷宮」の最後に登場する予定だったようです。

マジカは実は正当な王位継承者でしたが、現国王（パルの父）によって王位を奪われました。七色の宝石を集めているのは、自分の正当性を証明するためであり、単なる野心家として描かれていますが、彼なりの「正義」があったのです。

七色の宝石には「真実を映し出す力」があります。マジカがこれを集めていたのは、過去に起きた出来事の真実を全国民に知らせるためでした。現国王が恐れていたのは、宝石の力そのものではなく、それによって明らかになる自分の過去の行いだったのです。

ゲーム中、各地に出現する謎の旅人「グレイマント」は実はマジカ伯爵の変装姿です。彼はパル王子の成長を遠くから見守っており、時には間接的に助けていました。この設定は伏線として散りばめられていますが、明示的に語られることはありません。

ルナの使う魔法は全て「星」や「月」の記号が含まれていますが、これは彼女の出自を示唆しています。「星の民」は星の力を操る能力を持ち、月の満ち欠けによって力が変化するという特徴がありました。

「古城の図書館」ステージでは、本棚を調べると「星の民と王国の盟約」という古書を見つけることができます。これを読むと、かつて星の民がソラミア王国を守護していたことが記されています。

ゲーム中、王子が眠っているシーンがあり、そこで「青い髪の子…助けてくれて…ありがとう…」とつぶやくことがあります。これは幼い頃のルナとの出会いを示唆しているのです。

「村の危機」ステージにある本屋の棚を拡大して見ると、本のタイトルに開発スタッフの名前が使われています。「佐藤の冒険」「田中式魔法入門」など、メインスタッフの名前が確認できます。

「グルメ王国の迷宮」に登場する複数のシェフキャラクターは、実は開発チームのプログラマーたちをモデルにしています。特に「ヒゲのシェフ」は、リードプログラマーの山田氏がモデルだと言われています。

「雲の上の城」ステージでは、背景の雲をよく見ると、アートディレクターの鈴木氏のサインが雲の形として描かれています。特定のアングルから見た時だけ確認できる仕掛けになっています。

王宮の廊下にある歴代国王の肖像画の中に、一枚だけ「製作総指揮」を務めた高橋氏をモデルにした肖像画があります。他の肖像画と比べるとやや現代的な髪型をしているのが特徴です。

「時計塔の謎」ボスである「時計塔の番人」が特定の攻撃前に取るポーズは、あるSF映画の有名なシーンへのオマージュ。時間を操る能力も含めて、映画ファンなら思わずニヤリとしてしまう演出です。

隠しキャラクター「シェフ・トント」が料理を作る際に言う「この味は…人間の味だ！」というセリフは、ある有名アニメ映画のシーンへのオマージュ。原作では重要な転機となる感動的なシーンですが、ゲーム内ではコミカルに演出されています。

「古い遺跡」ステージにある巨大な石球から逃げるシーンは、有名な冒険映画の名場面へのオマージュ。BGMまで似た雰囲気になっており、開発チームの遊び心が感じられます。

「幽霊屋敷」ステージの特定の場所に隠れている幽霊キャラクターは、90年代の人気ホラーゲームの主人公に似せて作られています。赤い帽子と青いオーバーオールが特徴的です。

「古城の図書館」ステージの隠し部屋にある古文書には、「七つの色の先にある無色の光」という記述があります。一般的に七色と言えば虹の色を指しますが、実際の光学では無色（白色）の光が分解されて七色になるという原理があり、これを暗示していると思われます。

最終決戦でマジカ伯爵が「これはまだ始まりに過ぎない…本当の宝石はまだ目覚めていない」と言うセリフがあります。通常はこの後の展開がないまま終わるため、多くのプレイヤーは見過ごしてしまいますが、これは8番目の宝石を示唆していると考えられます。

ゲーム内の世界地図を見ると、七色の宝石が発見された場所を結ぶと特定の模様ができることが分かります。その模様の中心点には何もありませんが、開発者によるとそこが「8番目の宝石」が眠る場所だという噂があります。

「夜空の丘」ステージにある天文台の望遠鏡を特定の条件で操作すると、月の表面に何かの建造物が見える瞬間があります。これは次回作の舞台となる「月の帝国」を示唆していると考えられています。

ゲーム内で集められる「古地図のかけら」を全て集めると、現在のマップには存在しない地域の地図が完成します。その地図には「時空の歪み」「星の門」などの場所が記されており、次回作への伏線だと考えられています。

「賢者の塔」ステージで入手できる「予言書」には、「七つの光が集まりし時、扉は開かれん。異なる世界への旅が始まるだろう」という記述があり、続編のストーリーを暗示していると思われます。